これまでに俺は、
棒ノ嶺(969m)
日光白根山(2,578m)
甲武信ヶ岳(2,475m)
この3つの山に登ってきました。
そして先日ついに......!!!

日本一高い山、富士山(3,776m)に登ってきました!
いや〜、学生時代は運動が苦手で体力も無かった俺がまさか日本の頂に立てるとは。高3の校内マラソン大会なんか真面目に走ったのにワースト3位だったのに。
一番笑えませんからね、真面目にやってワースト3位が。
ちなみにワースト2位は真面目に走るのがダサいと信じ込んで教師にキレられながら徒歩でゴールしたヤンキーで、ワースト1位は学校で一番太ってる奴でした。じゃあ実質俺が最下位かも。
ちなみに、今でも運動は苦手で体力もありません。でもなんか登れました。なんでだろ。怖。
ということで、今回は富士山に登ったときの話を書きます!
7月4日
早朝2時50分に起床しました。おはようございます。
もはや早朝じゃなくて深夜ですけど。
この日は1人での登山ではなく友人との登山でした。なので友人に来るまで拾ってもらい富士山の五合目手前まで移動(友人→千葉住み 俺→東京住み 富士山→山梨側から入山)。

そして、そこから五合目まではバスで移動しました。
ちなみに写真の笑顔は純度100%の作り笑顔です。
それではここでメンバー紹介をします。
消防士なので鍛えまくっている
同じく消防士なので鍛えまくっている
持久走が得意。この日のために鍛えまくってきた
運動習慣はあるものの上の3人程ではない
運動習慣はあるものの上の4人程ではない
高山病になるとしたら下の2人だろうな。
つって、ちょっとネタっぽく書きましたが実は高山病ってマジでシャレにならないくらい恐ろしいんですよね。
何が恐ろしいって、登山をしない人からしたら考えられないほど発症率が高いんですよね。
どれくらい高いかというと、なんと登山者の約半数が頭痛やめまいなどの高山病症状を経験するそうです。
そして、軽度なら頭痛やめまいで済むので頑張れば自力で下山できますが、中等度になると強い頭痛や吐き気に襲われ、重度になると高所肺水腫や高所脳浮腫などにより命に関わる重篤な状態に陥ります。

「「「「「帰りたくなってきた!!!」」」」」

そんなこんなで、高山病の恐ろしさを再確認しているうちにバスが五合目に到着しました。
この時点ですでに標高は約2,300m。高山病を発症し始める標高となっています。
(スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ)
(スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ)
何その呼吸法
高山病にならないためにできるだけ多くの空気を体内に循環させてる
俺らは下山までずっとこれやるから
さすがに下山中は標高が下がっていくのであまりやりませんでしたが、登っている途中はマジでずっとやってました。
しかも、この呼吸法に加えて金田は酸素スプレーを持参。高山病対策はバッチリでした。

じゃあ、そろそろ登るか
ここから見ると富士山メッチャ低く見えるな
3時間くらいで帰ってこれそう
(通常11時間くらいかかります)
で、そんなことを話しながら入山ゲートをくぐろうとすると、急に知らない人に声をかけられました。
その人はどう見てもこれから登山をする服装ではなく、その上ゴツいカメラまで持っていました。
これってもしかして...... テレビの撮影!?!?!?
「テレビ朝日なんですけど、ちょっとインタビューいいですか?」
テレビの撮影じゃん!!!!!!
ということで登山前にインタビューを受けました。カットされるかもしれませんが、7月9日(水)の18時台にテレビ朝日で放送されるらしいです。
ちなみに俺はテレビを持ってないので確認できません。ちくしょうめ。

インタビューが終了して、ついに登山スタート。
人が少ない平日に来たので、5~7合目までは自分たちのペースで進めて快適でした。
今回の富士登山は5~10合目まで登るのですが、どうやら難所は7~8合目だけらしいので7合目までは特に問題無くスイスイ進みました。
逆に7~8合目は地獄で、命綱無しのロッククライミングみたいになってる岩場が何ヶ所もあり、「これ落ちたら死ぬなぁ......」と思いながら進みました。

6合目の手前で撮った写真。俺は日本一標高の低い千葉県で生まれ育ったので、雲の上に来るのは多分初めてでした。

イェ~イ(スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ)
本当にその呼吸法で登るんだ

今回登るルート(富士山吉田ルート)は、5~6合目は緩い上り坂で6合目からいきなり勾配がキツくなります。

なので、画像のようにいくつも休憩所が作られており、高山病にならないように休憩所に到着するたびに毎回しっかり休憩しました。
こんなとんでもないところに休憩所を作ってくれた昔の人、マジであざしち。
いや、あざしちを超えてしち麻布。(俺が友達との間ではやらせようとしてる言葉「しち麻布」。(ちなみにメチャメチャ不評)

休憩所すげえいっぱいあるな。定期的に休憩できるし下の景色もどんどん変わるから飽きないだろうし、富士登山って実は結構楽?
ちなみに6合目以降はメチャメチャ登るのに全然景色変わらないから途中で飽きるよ
いや~、さすがにこんな勾配で登り続けるんだから景色が変わらないなんてことは......

6合目からの景色

7合目からの景色

8合目からの景色

9合目からの景色
ホンマや......
全然変わらないっしょ?
(スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ)
(スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ)(金田の酸素スプレーを借りて吸っている)
この日、金田の酸素スプレーが大活躍しました。

というのも、勾配が急だとそれだけ一気に標高が上がってしまうので全員体力的なキツさと酸素の薄さによるキツさが出てきました。
そして、ついにメンバーが高山病の魔の手に捕まってしまいました。

所の彼女がかなりペースを落としてしまい、体調を確認するとかなり軽度ではありますが高山病らしき症状が出てしまいました。なので途中からは所が彼女の荷物をほぼ全て持って登ることに。
ただ、消防士として普段鍛えている所でもさすがに2人分の荷物を持って歩くのはキツかったようで、途中から金田の酸素スプレーを借りていました。

それを見た俺は「ちゃんと酸素と栄養補給をしないとヤバい!」と思い、深く深呼吸をしながら休憩所でしょっぱいお菓子を購入しました。富士山は休憩所で買い物ができるので便利です。

買った瞬間からパンパンなのちょっと面白い。

8~10合目。
もう植物が育たない高さまで来て、足元は石や岩だらけで滑りやすくなっています。

既に頂上は見えていますが、足元が滑ると一気に体力を持って行かれるため慎重に歩かざるを得ず、なかなか先に進めません。
足が滑るから思ったようなペースで進めないな
多分滑って転んだんだろうけど大流血してる人もいたし
あと、
キツい......
視界がぼやけてきた......
ちょっと頭痛い......
3人が高山病になってるっぽいからゆっくり行こう
約半数が高山病になるって本当だったんだ......
体調不良者が出てしまったものの、かなり軽度かつもう少しで頂上(あと10分もあれば頂上に着く距離)だったため「下の山小屋で休憩するより登って休憩した方が圧倒的に早いしリスクが小さい」と判断して登り続けることにしました。
あと300m......
あと200m......
あと100m......
あと50m......
あと......
1歩......!

登頂成功!!!
登山開始から約6時間、ついに富士山の頂上に辿り着きました!長かった~!
それでは皆さんにアレをお見せします!
え?「アレとは何か」って?いやいやいや......
こんなタイトルの記事を開いたってことは、皆さんきっときになってるじゃないですか?頂上からの景色。
それではご覧ください!
頂上からの景色です!!!

な~んも見えん。
どんよりとした雲が富士山に直撃してしまい、下の景色がず~っとこんな調子でした。

まあ、空は晴れてたから良しとしましょうか。これで頂上が雨だったらマジで心折れてたので。

日本一高い場所から、青空をバックに写真を撮ってみました。

いいでしょ。

頂上にはまさかの食堂があったので、3人の高山病が治るまで1時間ちょっと休憩しました。
まさか体力のある3人が高山病になるとはね
ちなみに金田の酸素スプレーを吸った3人でもある
マジやん
金田お前、もしかして毒スプレー持ってきた?
間違えて酸素スプレーの横に売ってる毒スプレー買ってきちゃったんじゃない?
毒スプレーが売ってるわけ無いだろ

そんなこんなでガッツリ休憩して、一通り写真なども撮り終えました。
するとみんな体調が治ったので、ここからは下山です。
......と言っても、下山ってマジで書くこと無いんですよね。

派手な岩場や急勾配は無く、滑りやすい道を4~6時間ひたすら歩き続けるだけっていう。

そんで、雲が直撃しているせいで視界も悪く写真映えしません。

あと、俺は下山が下手なので他の4人と比べてメチャメチャ遅いんですよね。
一応途中で所に楽な下山の体勢を教えてもらってからは一気にスピードを上げて他の4人について行けるようになりましたが、最初の数百メートルはマジで遅すぎて全然ついて行けず「俺はこのまま下山できず山で死ぬんか」と思いました。
あと、

6合目まで降りてきたら今度はホラーゲームのワンシーンみたいな場所に来てしまい、「俺はこのまま得体の知れない化け物に襲われて死ぬんか」と思いました。
しかし、そんな危機を乗り越えて、

下山完了!!!
誰一人欠けることなく無事に下山できました!休憩所いっぱい作ってくれた人マジであざしち!いや、しち麻布!(流行らない)
登ってる途中は景色が変わらなかったり半数が高山病になったりと大変でしたが、トータルで言えばとても楽しい山でした。
皆さんもぜひ登ってみてください!絶対楽しいので!
なんか「富士山は1回くらいは登った方がいい」みたいな言葉無かったっけ
あった気がするけど詳しくは思い出せないな
なんだっけそれ
下山後に調べたら「一度も登らぬ馬鹿に二度登る馬鹿」でした。
たしかに一度も登らずに死ぬのは勿体無いですけど、二度登る気にはなりません。なぜなら運動習慣のある大人でも10時間かかったので。
長すぎ。明確な難所は7~8合目の間だけでしたけど、それでもかなりキツかったです。でも登る価値あり!!!
それでは、富士登山の話は以上にして、

次回のブログでは登山後に友達と10人コテージに泊まった話を書きます。

ちなみに残りの5人は我々が富士山で死にかけている間に牧場で楽しく馬と遊んでいたそうです。
↑
1人写ってないから馬の姿に変えられたみたいに見える
それでは今回はこの辺で終わりにします。
以上、あざしち!
☆おまけ☆
富士山にはスタート地点からゴール付近までたくさんの鳥居が建てられていて、「普通に登ってるけどここって神聖な場所なんだな~」と思いました。
でも......

その~、なんと言いますか......

多分もっといいやり方あるよ。