これは約1,000年前のこと。
オーストラリアの東にあるバヌアツという国でとある儀式が誕生しました。
その名はナゴール。
ナゴールは成人への通過儀礼として行われる儀式で、成人年齢になった男たちが足にツタを巻き付けて高台から飛び降りるのです。
ツタは伸縮性に乏しく、途中で切れてしまうこともあります。しかし、そんな危険な儀式に挑み自分の力強さを示すことで、晴れて大人として認められるそうです。
つって、
なんでいきなりナゴールの話をしたのかというと、実はこれ有名なアレの起源なんですよね。
有名なアレとは、正直もう皆さん察しはついてると思いますが、
バンジージャンプです。
今ではアトラクションとして楽しまれているバンジージャンプも、元々は成人の儀式だったんですね〜。
ということで、今回は
25歳なのに大人になりきれてない4人でバンジージャンプに挑戦してきました!
今回挑戦したのは日本2位の高さを誇る超高難易度バンジー、竜神バンジーです。
竜神バンジーの高さは本当に凄まじく、10〜3位までのバンジーが30m・33m・42m・45m・50m・54m・63m・64mとかなり刻んでいるのに対して、2位の竜神バンジーは急に高さ100mです。
ちなみに、元々は日本1位だったんですけど、
数年前に岐阜に高さ215mとかいうマジでとんでもねぇバンジーが誕生したことで2位になったらしいです。
しかし2位はダム・1位は渓谷で景色のタイプが違ったり、竜神バンジーは元々日本1位だったので過去に数多くの有名人が訪れており様々なコンテンツの聖地になっていたりなど、2位になった今でも根強い人気を誇っています。
それでは今回飛ぶバンジーの紹介が済んだので、次にメンバーの紹介をします。
今回の企画の言い出しっぺ。25歳なのに未だに親の脛を齧り続けているので成人への通過儀礼が必要
働きながら彼女と同棲しているので一見すると大人だが、人生一発逆転を狙って急に謎のYouTubeチャンネルを開設したので念のため成人への通過儀礼が必要
正社員でも派遣社員でもバイトでもないマジで聞いたことの無い雇用形態で仕事をしていて不安なので念のため成人への通過儀礼が必要
俺。インフルエンザで成人式に出られなかったため、その代わりとして成人への通過儀礼が必要
それではこの4人で竜神バンジーにレッツゴー!
当日は朝4時起きで竜神バンジーがある茨城県に向かいました。
齋藤・山下・松村は千葉県から齋藤の運転で向かい、俺は東京から電車で向かって途中で齋藤の車に拾ってもらい、特にトラブルも無くスムーズに茨城県に到着。
あまりにもスムーズすぎて、自らの意志でバンジーに挑むはずの4人が車内でずっと「結構すぐ着くぞこれ......」「あと30分後には飛んでるのか......」と不安を漏らしていました。
いや、正確にはビビってたのは3人かも。
俺・齋藤・山下はずっとビビり散らかしていたのに、松村だけは絶叫系にやたらと耐性があるので「別に大丈夫でしょ」とか言ってのんきに寝てました。よく寝れるなお前。
最近見たアニメに幼少期に殺しの訓練を受けたせいで恐怖を含むありとあらゆる感情を失ったキャラが出てきたんですけど、松村はまさにそんな感じでした。
松村、もしかしてお前幼少期を511キンダーハイムで過ごしたのか......?
自分からやりたいって言ったのに、実際飛ぶってなるとバンジー怖すぎるな
多分怖すぎて空中で漏らすと思う
俺もちょっと漏らす可能性あるわ
「321バンジー!!!ブリブリブリッッッ!!!」つって?
なんで大なんだよ
漏らすとしたら小だし、大を漏らしたとしたら多分そいつは意図的に漏らしてる
そんな会話をしていたら、あっという間に竜神バンジーに到着。
ここからは受付で金を払う→「死んでも文句言いません」という契約書にサインする→持ち物や体重を確認する→ハーネスを着る→飛び方のレクチャーを受ける→飛ぶ順番を決める→ジャンプ台に向かう、という流れになります。
ちなみに、上記のように文章で流れを説明すると受付で金を払ってからジャンプ台に向かうまで長く感じますが、実際はすっごいトントン拍子に事が進んで、
気付いたらジャンプ台に着いてます。
おい、俺らついさっきまで受付にいたよな
こんなすぐジャンプ台に連れてこられるとは思ってなかった
手の震えが止まらん
(淡々と飛ぶ準備を進めている)
なんでコイツはこんなに余裕なんだよ
3人が完全にビビり散らかしている中、松村だけが完全に平常心でした。
ちなみに飛ぶ順番は松村→俺→齋藤→山下で松村がトップバッターなので一番怖いはずなのに、なんで平常心でいられるんでしょうね。
多分俺がトップバッターだったらビビりすぎてウンコ漏らしてます。意図的に。
淡々と準備する松村、客をリラックスさせるためにブラックジョークを連発するスタッフ、爆音で流れているノリノリのEDM、ジャンプ台は不思議な雰囲気に包まれていました。
↑
松村の準備中の写真は無かったので、代わりに俺の写真で代用しました
↑
というか、ジャンプ台ではスタッフが有料サービスで写真を撮ってくれるんですけど、松村は写真が苦手でそれを断ったので1人だけ写真がありません。
↑
一応飛んでる様子は無料貸し出しのGoProで撮影したんですけど、松村は動画NGなので飛んでる様子は頑張って俺が再現します。
安全装備を装着して、後は飛ぶだけの松村。もちろん表情は変わらず。
スタッフ
「それでは行きま~す!321バンジー!」
松村、無言でこんな表情をしながら100m落下。あまりにも余裕がありすぎる。
なんでアイツ100m落下してんのに無言でいられるんだよ
命綱が伸びきった後、もう一度バウンドしている間にGoProに向かってポーズを決める松村。
ちなみにバンジージャンプは最初の落下より、命綱が伸びきって再度バウンドするときの方が不規則な動きをするので怖いです。
それなのに何でコイツはドヤ顔でポーズなんて決められるんだ。
バウンドがおさまって上に引き上げられているときの表情。
この時もそこそこのスピードで地面が遠ざかっているので怖がっても不思議ではありませんが、松村は最後まで声一つ出さず余裕の表情を崩しませんでした。
多分ですけど、もしも松村が航空自衛隊に所属されたらえげつない成果を上げるんじゃないかと思ってます。
☆バンジー直後の感想☆
バウンドしてからGoProの存在思い出した
それでは、次は俺の番です。
先ほど松村の番で準備の仕方は見ていたのでスムーズに安全装備を装着して、爆速でジャンプ台の先端部分に到着。
そしてこの顔。
事前にスタッフから「真下を見ると怖くなるのでジャンプ台では正面を見てください」と言われていたのに、うっかり真下を見てしまい人生で一番情けない顔になりました。
しかもまんまとそこを撮られるっていう。
しかし、せっかくここまで来て飛ばない手は無いでしょう!
あとはスタッフのカウントに合わせて飛ぶだけ!もう覚悟は決めました!
スタッフ
「それでは行きま~す!321バンジー!」
お゛ぁ゛ぁ゛っ゛!゛!゛
実際のバンジーの様子
飛び降りた瞬間に方向感覚が完全にバグって何が何だか分からなくなり、思わず目を閉じてしまいました。
しかしそれでは勿体無いので頑張って目を開けると、そこには急接近してくる地面が。
しかも、風圧なのか俺が半分気絶しかけてるのか、目を開けると眼球が自然と上を向こうとする不思議な現象が起きました。(変な感覚でちょっと楽しかった)
ちなみに、先ほどの松村と違い人目も気にせず全力で絶叫しまくってるのでギャラリーがウケちゃってました。
動画のラスト2秒くらいで笑い声がガッツリ入ってます。
上から見た様子
こうやって上から見ると、俺のバンジージャンプって異常なほど横回転がかかってますね。
あとで他のメンバーの動画も確認したところ、みんな綺麗にバウンドしてるのに俺だけメチャメチャ横回転して超ハードモードになってました。なんでよ。
無事にバウンドがおさまって引き上げられる頃には「自分は生きている」という事実を噛みしめるようになっていました。
引き上げ中の写真があまりにも救助すぎる。
☆バンジー直後の感想☆
バウンドしてからGoProの存在思い出した
それでは、次は齋藤の番です。
齋藤は今回の言い出しっぺだけあって、安全装備を装着中はかなり余裕そうでスタッフのブラックジョークにもノリノリで返答していました。
しかし、ジャンプ台の先端に立つと、
表情とポーズは勇ましいもののよく見ると涙目になってました。
スタッフ
「大丈夫?深呼吸してね~」
......OK!!!
(無理してる)
(無理してる)
(無理してる)
なんだか幸先不安なスタートになってしまいましたが、齋藤は無事に飛べるのでしょうか!?
スタッフ
「それでは行きま~す!321バンジー!」
実際のバンジーの様子
飛んだ!!!
しかも、
俺と違って髪の毛があるから動画の臨場感が凄い!
齋藤は意図してなのか偶然なのか、髪の毛や上着のフードがビュンビュンなびいて動画全体の動きがダイナミックになっていました。
というか、今回は坊主頭が2人いる上に松村が動画NGなので齋藤の動画が使えなかったらちょっとピンチでした。
あ~、齋藤のビュンビュン動画が使用OKで良かった~。
サンキュー齋藤。
☆バンジー直後の感想☆
バウンドしてからGoProの存在思い出した
それでは大トリ、山下の番です。
山下は3人分のジャンプを見て予習していたものの、うっかり俺と同じミスをしていました。
地面ガン見。
あ゛ァ゛ーーー!!!待って待って待ってヤバい!!!
今あいつ下見たっぽいな
大丈夫!マジでドッキリだから!(?)
ありがとー!(?)
何言ってんだこいつら
恐怖のあまり会話がメチャメチャになってました。
こんな状態ですが、はたして山下は飛べるのでしょうか!?
実際のバンジーの様子
山下はここまで3人分のバンジーを見ていたので、今日イチ綺麗な飛び方を披露してくれました。
ものすごく綺麗に飛んで、バウンドも乱れることなくスッと止まって、RTAみたいな早さで引き上げが完了。
あまりの早さに「記録でも狙ってんのかな」と思いました。
実際の引き上げの様子
☆バンジー直後の感想☆
バウンドしてからGoProの存在思い出した
全員バンジー直後の感想一緒でした。
みんな降下中の顔が上手く撮れてないのはGoProの存在を忘れているからです。そんで途中で存在を思い出して急に映りが良くなるっていう。
ということで、以上が大人になりきれない俺らが成人の通過儀礼としてバンジージャンプに挑戦した話でした!
もしもこの記事を読んでいる人の中で「早く大人になりたいなぁ」「なんだか自分が子供っぽく感じるなぁ」と思っている人がいたら、ぜひバンジージャンプに挑戦してみてください!
別に大人っぽくなるとかは1ミリも無いけど楽しいので!
あと、
ハーネスを着けたままウロウロしてると周りの人から「あの高さから飛んだんですか!?」「凄いですね!」など声をかけられまくるので、なんだか英雄になったような気分を味わえます。
正直それ目当てでバンジージャンプしてもいいかも。マジで気分良いから。
ちなみに、4人飛んで後悔してる奴は0人!バンジーはマジでオススメ!
それでは今回はこの辺で終わりにします。
以上、あざしち!
☆おまけ☆
先日バイク用のゴーグルを買ったんですけど、自分以外の人が着けるとどんな姿になるのか気になったので山下と齋藤に貸してみました。
山下
齋藤
なんで2人ともゴーグル着けるとアホになっちゃうんだよ。